生後半年の子猫3兄弟と暮らすために家でやったこと1

前置き

紆余曲折あって、8月から顔見知りだった子猫三兄弟を家猫にして一緒に暮らすことになりました。2023年の12月23日からうちの猫になりました。
動物病院に連れて行ってウイルス検査をしてもらったところ、白血病と猫エイズはなし。全員オスで7月の終わりごろの生まれらしいです。

スマホの写真フォルダーを見返してみると、うちの敷地で初めてこの猫たち(とママ猫)を見かけたのがお盆前の8月初旬。ママはミルクをやっていました。
その後、お盆休み中から8月後半はうちにはあまり姿を現さず。
10月頃になるとママは不在になり、もう一人前になったということなのか長引く暑さのせいか、うちの敷地内に子猫を置いて行ってしまいました。

リーダー格の猫は一時期どこかに行っており、どこかでたらふくご飯をもらったのか、兄弟より一周り以上大きくなってからなぜかまたうちに帰ってきました。
近所では同じような毛色の大人猫を見かけたこともあり、「どこか餌やりしてるところがある?(地域猫活動してる?保護予定のお家があるのか?)」としばらく様子を見ていました。

しかし、大人の耳カット済み猫に追いかけ回されてるのを助けたり、寒さが厳しくなったり、本猫ズの熱心な営業があったりして、ニンゲンが根負けしてうちの猫にすることになりました。

そういう経緯なので、幸い子猫たちは社会化する時期に我々を見慣れておりますし、保護前に避難用の寝床提供や馴らしとして餌と水をやったりしています。
あとあと見返すこともありそう&同じように押しかけられる家も多いようなので、初日からご飯をバクバク食べるやんちゃな子猫に必要だったものや不便だったこと(改善点)などを書いていきます。

お迎え前に用意したもの

ポールつきの大きなワイドケージ

まず必要だったのが、3兄弟が入ってある程度運動もできる大きなケージです。
猫たちは生後半年くらいで、各々の体重は大きい順に2.2kgと2kgと1.6kg。(保護時の動物病院で測定)
外での様子を見ていると「3匹いっしょにくっついて過ごすのが一番安心!」のようだったため、個々にケージを用意するのはやめておいて、上下運動のできる大きなワイドケージを用意しました。


レビューの評価が良さそうなこちらのケージにしました。
スリムタイプもありますが、お留守番中も運動できたらいいかな?とワイドタイプで5段の踏み台つきにしました。

評価★★★★☆
理由:組み立て時、独自パーツが多いのに説明不足な箇所が多かったです。底部とケージを固定するプラスチックパーツの成形が甘く、力づくで入れるしかなかったのですが、結果やや破損して強度が不安に。予定よりも組み立てに時間がかかってしまいました。耐久性等は今のところ問題なしで、ポールと金網を登って(!)アスレチックのようによく運動しています。

カリカリとウェットフード

カリカリについては1歳未満ではあまり選択肢がありませんが、主原料が肉でそこそこバランスの良いものを選びました。
1歳を過ぎて去勢後の体調もよかったら、ピュリナワンのグレインフリーにしてあげたいです。

ウェットフードはうちに鯛などの白身魚(よく買う)があるときは、加熱して骨をとってほぐしたものをあげたりしていますが、普段は茹でたささみが多いです。
茹で汁は水皿のお湯にも混ぜると、みんなよく飲んでいます。

既製品はダシなどがとれない分かえって高くつくような気もしますが、平日に簡単にあげられて信頼性もあるのはいなばの金のダシカップでした。
兄弟にとられないように唸りながら食べています。

猫用トイレ2種類 猫砂2種類

ケージと合わせて購入したトイレと、後から私が買いに出かけて追加したデオトイレがあります。
世間的には、猫トイレの数は頭数+1個らしいのですが、どうやらこの猫たちは「他の兄弟が使ったやつなら使ってもいいか…」と判断しているようで。
一番陽気な茶トラ猫が何も考えず突っ込んでいったのを見て「安全!」と思わないと、他の二匹はなかなか挑戦しない傾向がありました。

一番小さい子猫は特に兄2匹を真似する性質も強く、兄弟ゆえか特に問題なさそうなので、清掃方法の異なるトイレを2つ設置して様子見しています。
試した結果、トイレの種類によって違うタイプの猫砂を入れたほうが掃除しやすいとわかりました。

デオトイレ×鉱物砂×デオトイレペットシーツ複数猫用

こちらはケージ内に設置して、24時間いつでも使えるようにしてあります。
尿はペットシーツに吸わせるタイプなので、ニンゲンの就寝中など掃除まで間が空いてしまうときも気兼ねなく使えるようです。

砂に関しては、最初は紙を試しましたが、本猫たちが砂をかけるのが下手なのか軽いせいか、ケージ内に飛び散りがちでした。
猫砂を食べたりはしていなかったので、様子を見つつ鉱物タイプに切り替えました(切り替えてからはうまく使えているようです)

当初はトイレにセットで付いてきたシートを使っていましたが、3匹もいるとすぐにタプタプになってしまうので複数猫用タイプに変えました。
複数猫用にしてからは、1日1回の取替えで間に合っています。16枚入りが一番安く買えます。

上から猫トイレ×紙の固まる砂

こちらは主にケージから開放したときに使っているようです。
ハーフカバーの猫トイレだとトイレ中は横から丸見えなので、部屋で遊んでいるときに催すと兄弟に奇襲されるおそれがあります。
このタイプは中に入ってしまえば攻撃されにくいので安心なようです。

こちらは蹴りすぎて飛び散る心配もなく、おしっこの量や質を確認したいので掃除しやすい紙の固まる砂を使っています。

ペットシーツ

前述のデオトイレのペットシーツの他に、安い薄型ワイドタイプのペットシーツも使っています。あまりこだわりはなく、ホームセンターで適当に買いました。
最初のトイレトレーニング(失敗想定)のために買いましたが、2回失敗した後すんなり覚えたのでトイレではあまり出番はなく。

ただし、野良時代のクセなのかご飯を食べるときに奪われまいと口いっぱいに頬張ったままで逃走することがあるので、汁気の多いごはんをあげるときは周辺に敷いています。
このクセはうちの猫になって10日ほど経ってかなりマシになりましたが、ささみを大きく切ると再発しそうです…。

水飲みボウル

野良時代にも「猫は健康に過ごせ!」とお湯を出してやっていたので、同じボウルを使っています。スリーコインズで家族が買ってきたものですが、気に入っているようです。

滑り止めつきご飯皿

最初は腹ペコご飯時暴れ狂い子猫×3状態で配膳中に飛びつかれることもあったので、割れたりしないように金属製の軽い皿を使っていました。
家猫になって朝晩(+お昼少しにおやつも)もらえるようになって落ち着いてきたので、底に滑り止めがついたご飯皿にしました。

猫は神経質だと聞いていましたが、この猫たちは皿の変化などどうでもいいらしく、問題なく食べています。

爪とぎ

こちらも野良時代に庭のウッドデッキで爪とぎされていたので、雨など差し込まない場所に対策で設置していたものです。野良のときは日向ぼっこに使っていました。(爪を研いで!)

100均で売られているような安い長方形のものですが、日向ぼっこ台にもなるし爪とぎもできるし(やっと気づいたか…)今でも気に入っているようです。

裏口用の侵入防止柵

かつては、猫どもがキッチンに侵入するのを防ぐ役割でした。今では、脱走防止柵になりました。

ソフトキャリー


ノミダニ寄生虫駆除などで動物病院に連れていくために購入しました。画像は犬だけど猫もOK。(今は追加でハードキャリーもあります)
両サイドに加えて上も開くので使いやすかったです。内側の蓋を開けるだけならそのまま自立するので普段は両側のドアを開けて室内に設置してあり、猫用トンネルとしてよく遊んでいます。
通院時も肩紐がついていて安定して運べました。普段から遊具にできているので猫にもとても良さそうです。
初回の通院時に恐怖で漏らす子(怖いと動けない)がいたので、今後はその子だけこのソフトキャリーに分けることになりそうです。

コンセント保護用品・スパイラルチューブ(ガイド付き)

お迎え(といってもベランダの窓を開けるだけ)する前にテレビ裏の配線や猫が滞在しそうな場所のケーブルをまとめてガードしました。
予想通りテレビ裏に入り込んで遊んでいるので、これは恐らく必須です。ネット関連のひかりの線などは、猫が遊べばすぐにちぎれてしまいます。

また、ある程度太さがあるものを選ぶ方が、猫の首がしまったりするのも防げると思います。
百均などにある細い・ひとつずつコードに巻きつけて束ねるタイプは気が狂いそうになるので、ガイドを使って簡単に装着できる文明的な商品がおすすめです。

スパイラルチューブに加えて、水皿を置く場所の近くや、将来の去勢前の過渡期にスプレー行為をしそうな場所は、コンセントタップそのものをガードしています。

うっかり感電してしまう可能性があるからです。部屋で追いかけっこもしているし、ある程度の耐久性があってほしいので百均ではないものを選びました。

一緒に暮らしてから急いで準備したもの

リビングから台所用の侵入防止柵

野良猫の習慣なのか、3食ご飯をもらっていてもまだご飯が食べたいそうです。
台所には何も出さないようにしていますが、不意に侵入して洗剤などを舐めると危険なのでリビングと台所の間にゲートを設置しました。

最初は事前に購入していたベビーゲート(腰ほどの高さの柵・主に犬と人間の赤ん坊向け)で対応できていましたが、2,3日すると猫は己の跳躍力を思い出してジャンプで越えるようになりました。

そのため、後から急いでこのしっかり高さのあるキャットゲートを購入・設置しました。
組み立て式ですが、しっかり強度がありつつオプションパーツで幅を調整できるのが良かったです。オプション部は柵の間隔をナットで調整できるので、猫の通れない幅を確認して位置決めできました。
これは買う場所によって1万程度の価格差があるので、送料含めよく吟味して買うのがおすすめです。楽天24が送料無料で結構安かったので貼っています。

ペット用の滑り止めマット(防水)

こちらはケージの下に設置しています。万が一水を派手にこぼしてしまったときの対策や、ケージそのものの揺れ対策です。

防臭効果もありますし、軽く猫砂を散らかしてしまったときもこれがあるとあまり転がらないみたいです。滑り止めつきなので遊ぶ場所にも1枚あって困らないアイテムです。

ケージにロックできる水飲みボウル

室内での追いかけっこがヒートアップしたときやケージ内でのポール登りが激しいときに、置いている水皿の水をひっくり返していることがありました。

なかなか気づいていやれなくて本猫たちも水が飲めないと困りそうなので(猫はお水をたくさん飲むべき)置き型のお皿に加えてケージに固定できる水皿を導入しました。
ご飯皿のようですが、水もとくにこぼれたりはせず、高さも調整できるので使いやすかったです。

ハードキャリー

今後の成長に備えて、用意していたソフトキャリーに加えました。ソフトキャリーを使った際に、上から出し入れできるのが便利だったため、2ドアタイプを採用しました。
猫1~2匹だけならキャリーの重さもあまり響きませんし、地震などの際を考えるとハード1個でいいかもしれません。
こちらも出しっぱなしにして見えるようにしていますが、前述のソフトキャリーのようにトンネル状にして遊ぶことができないのでまだあまり入りません。おやつなどを置いて探検させる必要があるかも。

快適さのために用意したもの

ペット用のホットマット


一番体重の軽い子がストーブを気に入っているため。目を離すとストーブに近寄りすぎてしまうため監視が必要かつ、ケージ内にいるときはストーブが浴びられないため、24時間あったかできるように設置しました。

猫の体温(39℃)以上の温度にはならず、両面で温度の異なるリバーシブル仕様です。噛まないか心配だったので、ハードタイプにしました。

カバーには滑り止めがついているのでケージの棚板に設置しても滑らず、前述のケージではLサイズが棚板の幅にぴったりでした。
ペット用なので、ケーブル部分はしっかり覆われています。結束バンドを使えばケージの金網部分に固定もできる仕様です(乗り続けられないようにできます)

猫用爪切りと猫用洗濯ネット

主に人間と一緒に暮らす都合で用意したもの。
猫用爪切りは岐阜県関市で製造されているそうです。小さい爪でもスパッと切りやすく、お昼寝している隙にちょこちょこ切ることができました。
はさみ自体が小さいので、猫にあまり見せないよう手の中に隠しやすいです。

洗濯ネットは成長後の大きさ・耐荷重を考えると、今家にあるものでは足りないな…と思い切って専用品を購入しました。
通常の洗濯ネットと違って本体が黒、ファスナー部分が白になっています。
これは、初めて猫を動物病院に連れて行くときに半ばパニックになっていてもファスナーを閉めやすくて便利でした。
洗濯物の目隠しになりそうな色なので、猫が使わなくなっても人間用に使おうと思っています。

おもちゃとおやつ各種

人間と暮らすルールを覚えてもらうためにかなり活躍しています。
おもちゃは三匹が激しく遊んですぐ破壊するので、安全に壊れるもの・交換できるものを優先して選んでいます。

遊んでいるうちに猫によって遊びの好みが異なることが分かってきたので、据え置きなどかさばるタイプの玩具は家に馴れてきてから吟味したほうが良いのかも?と思いました。

おやつに関しては、ルールを守ったときのご褒美にあげています。

いろいろ試してみたところ、くれるなら全て食べるので健康的な内容と価格のバランスを見て選んでいくことになりそうです。

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