眼鏡を作った話

眼鏡を作った猫です。
目を眇めなくても物がよく見えるというのは、いいですね。

凝り性なので つい

新しくメガネを作るならハーフリムがいいな、それもクラシックな物がいいなと思っていました。

フルフレーム(そういう表現するのか知らないけど)の場合、顔を区切られる感じが強いなぁと思いました。
眼鏡をかけてる状態で出会った人って、眼鏡外すと「なんか足りない感」がありませんか?

私はまだ眼鏡を顔の一部と認めていないので、あとから来たやつに(私の目と鼻の先で!)そんなでかい顔をされることは我慢できません。

それに、フルフレームの右下とか左下にちょっっっっとホコリが入って取れない…みたいなことも気になってしまいます。
アレルギーがあるので神経質になっているのかもしれませんけど…。

さらに、形はスクエアよりボストン寄りが良い。
乱視がやや強いせいかもしれないのですが、フレームを広く取らないと、見える範囲がすごく少なくなる感じがするのです。
ちょっと目を動かすとレンズの外の世界とのギャップで酔いがちだし…。(乗り物酔いする猫です)

そういうふうにオンラインサイトで絞っていって、奇跡的な確率で合致したフレームがありました!

ラスト1個の連続

しかし疑心暗鬼な猫なので、店頭に行ってもすぐには決めません。
オンラインで試着しているとはいえ(画像と眼鏡をフィッティングできるのです)スマホのレンズの歪みは侮れません。
しかも「ほかにも最高な眼鏡があるかもしれない」という気持ちがあって、金の鉱脈を掘るのをやめられない鉱夫のようになりました。

鉱夫は、どんどん迷っていきます。
来たときは「視力測定の待ち時間が1時間か、長いな」と思っていたのですが、もうあと3人程度で鉱夫の番です。

時間が迫る中で、やっと店員さんの補助付きでフレームを決めました。オンラインで決めていたやつに、決めました。優柔不断すぎ…

視力測定の結果、

  • 何も見えてない(0.1あるかないか)
  • 乱視すご
  • 左目捨ててる
  • ブルーライトカットを諦めれば即日

と分かりました。

レンズは「この強さの乱視度数のレンズは、あんまり個数置いてないです。在庫見ないとわからないですね…」という宣告つきで。

確認してもらったところ、ギリギリ在庫があった!
ので、ブルーライトカットを諦めて即日受け渡しにしてもらいました。

(乱視の鉱夫にとって、1番怖いのは帰り道なのです。
疲れ切った目には、もうすべてが滲んでぼやけて見えます。
プールの底から見上げた天井や、美容院のあの紙越しの天井と同じくらい何もわかりません。)

店員さんに決めたフレームを伝えると、ラスト1個!
他のカラーバリエーションはブルー系の似合わない色だったので、とてもギリギリでした。

距離感はまだ慣れません

乱視かつ左右差があるので、しばらくは見え方に違和感があるでしょう、とのこと。
たしかに、乱視度数も近視度数も左右差がひどいです。
今までどうやってモノを見ていたのかな…。

足元はおぼつかないですが、目を細めたり凝視したりしなくても字が読めています。
本を読みやすくなるので嬉しいです。

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