親知らずを抜いた(1/4)

親知らずを抜いた猫です。

先日「虫歯かな?」と思ったところを診てもらうために歯医者に行きました。
最初に目視で右下の親知らずの存在がバレてしまいました。(永遠に隠匿したかった。)
その後、レントゲンによって親知らずが合計4本あることがわかりました。オールスターですね。

詳しく診ていった結果、右サイドの親知らずが上下とも出ていることが判明。
揃いも揃って外側に向かって生えており、全体の歯並びへの影響と炎症があるため抜歯することになりました。
以前から「なんか歯並びがズレてきてないか?」と感じていたのですが、これは親知らずに奥から押されているせいだったそう。

ちなみにそもそもの発端となった虫歯は軽めで、これは抜歯前にキュイーンする手順となりました。
虫歯治療から親知らずがバレてしまった場合はこのように執行猶予がつくようです。

家族の歯科情報が怖い

執行猶予中に家族の抜歯体験談を参考にしようと思いました。
結果として1親等内に、

  • 歯根が長くて大変だった(大学病院で施術)
  • その歯は標本として提供済み
  • 顎が小さくて奥歯が1本ない

というケースがあることがわかりました。
安心を求めて医療情報を調べた結果不安になる典型的な例みたいな感じになりました。

歯医者さんに歯の根の形状について訊ねると「抜いてみなきゃわかんないね」と言われたため、マンドラゴラではないことを祈りつつ当日を迎えました。

抜歯当日

抜歯はお昼前からになりました。
怒られないために念入りに歯磨きをして、気が進まないながらも準備をしました。

「気分が明るくなりそうでなおかつ気持ちが落ち着く音楽を聞きたいな」
と思い、選んでしまったのがなぜか死と乙女です。

リラックスしたかったのに、ああ!迫ってくる!と焦燥感がマシマシです。
恐怖に怯え、大丈夫だよと囁かれて一度は安堵し、しかしまた追いかけられ、どんなに抵抗したって狩られてしまう。歯と乙女?
これが人生か、と共感しつつ挑みました。

しかし、今回は上の親知らずを抜くお試しプラン(下の歯より比較的楽)だったので思ってたよりスムーズでした。
「花粉症の時期に口までやられると辛いです」と懇願して勝ち取りました。
最終的には下の歯も抜かれるんですけどね。

過去に部分麻酔での施術中に麻酔がきいていない部分に体重を思いっきりかけられて悶絶したことがあります。
そのときは「痛いです(患部じゃないところが)」「えっ!痛いですか(麻酔効いてないのかな)」と噛み合わず辛かったです。
歯科ではそういうこともなく、終始和やかでよかったです。

施術中は緊張して汗びっしょりでしたが、苦い薬に「苦いです」と言ったり「飲食は普通にしていいですか?」と訊ける程度には元気に終わりました。

終わってから、上の親知らずにしては頑丈に生えているという感想を頂きました。
下の歯はもっと頑丈なんですか?と聞いたら「抜いてみなきゃわかんないね。でも傾向としてはそう」また祈りましょう。

終わりに


抜いた親知らずは想像していたよりずっと大きかったので、もらって帰りました。(漂白済み)
今は麻酔が切れていないので抜歯ハイで明るい気分で思い出すことができています。

一方で、この文章を書いている間にもじわじわと感覚が戻ってきている事に気づきました。
抜歯パートはまだ途中だったのですね。

でも、麻酔が切れたあとに苦痛しか無いのか、思ったよりハッピーな結果なのかは、麻酔が切れてみないとわからないのです。
逃れられない結末が迫ってきています。

追記:調子に乗っていたら口の中が血まみれになりました。次回は気をつけたいです。

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